信州の宝物『カラマツ』とは?
長野県は森林資源が豊富な場所です。
特に、小諸・佐久地方は長野県を代表する良質なカラマツの産地です。
長野県の人工林のうち55%はカラマツで、カラマツといえば、
信州カラマツと言われるくらいに長野県はカラマツのイメージが定着しています。
寒冷な気候でも生育することができ、日本の固有種であり、長野県の大切な財産です。
カラマツの特徴はくっきりした木目と美しい艶です。
内装材や建具・家具の他、その耐久性から外装材としても使われています。
経年変化によって、飴色に変化するのでまた違った落ち着きのある表情を見せる木でもあります。
もう一つの特徴は、その高い強度です。
寒冷で降雪の多い厳しい環境に耐えられるように進化してきたため、硬くて粘り強い材質となっています。
この強度がある一方で、ねじれながら成長するという特徴があり、
木材として使うときには乾燥をしっかりしないと曲がったり反ったりしやすいという性質があります。
このねじれも、近年では乾燥技術や製材・木取の方法によって、問題なく利用できるようになりました。